日の出も遅くなってきたので、今日のエリア到着時刻は7時10分頃。
しかし、そのとき寝太さんはすでに空の人だった。
早いな〜。
急いで準備しなくては・・
地上は、まぁまぁ強めの南西の風。
しかし空の寝太情報によると、少し高度を上げると東の風になるそうだ。
寝太さんが「今日はドイツ館の風だ」と挑発してくる。
望むところだ。
TO
エリアの草がかなり伸びているが、今日は露が少なく足元が濡れるようなことはない。
いつものとおり、エリアの北東部に広げる。
そして、いつものとおり、風が強くてもフロントでTO。
そして、いつものとおり?一発TOを決める。
上がったら速攻でUターン。
東に飛んで行った寝太さんを追いかけながら、アクセルラインを繋ぐ。
東に向かって
高度を上げながら、吉野川上空を東に飛んで行く。
寝太情報どおり、200mを越えたあたりから、だんだんと東の風になってきた。
これは本当に「ドイツ館の風」だ。と大喜びで飛び続ける。
残念ながら今日は無線の調子が悪く、私の送信が届いていないようだ。
まぁ、ドイツ館なら、嫌というくらい一緒に行っているので、無線が通じなくても問題ない。
高度400mくらいで飛び続け第十堰に近づいた頃、少し揺れはじめる。
嫌な予感が・・・
しばらくすると先行している寝太さんから「揺れるので引き返す」と連絡が入る。
やっぱり・・・・
またまた作戦失敗だ。
最近、「ドイツ館へ行こう作戦」の失敗確率が半端ないなぁ。
数年前は、揺れて引き返すことなどめったに無かったのに。
普通は飛ぶほど耐性がつきそうなものだが、我々の場合、どうも弱くなっているようだ。
西へ
揺れに負けた二人は、ドイツ館をあきらめ、合流してからエリアに向かって飛ぶ。
東の風に乗って、あっという間にエリア上空に帰ってきた。
さすがにこのまま降りるのは寂しいので、そのままエリアを過ぎ、今度は西に向いて飛んで行く。
善入寺島を通過し、阿波麻植大橋を超え飛び続ける。
このあたりは揺れることもなく、快適なフライトだ。
このまま岩津橋まで行こうかとも思ったが、結局、瀬詰大橋上空あたりでUターンすることにした。
吉野川上空を飛ぶのは安心感がある分、緊張感が無く、飽きてくるのだ。
エリアに帰る
Uターンしたもう一つの理由は、いい加減な装備で飛んだので寒さに負けてしまった為だ。
まだ10月だが、朝は結構寒い。
寝太さんなんて電熱ヒーターを着込んでいるくらいだ。
早くエリアに帰ろう。
低空は西風なので、帰りは高度を落として西風に乗り、一気にエリアに帰ってきた。
エリア上空についたとき、ちょうどスダチさんがエリアに到着したところだった。
LD
寝太さんのLDを撮影するため、早く降りなければと急いでLDする。
が、しかし、アプローチで大きく持ち上げられやり直し。
エリア周辺の、大きくなった樹木の影響だろう。
2度目は低めの高度を維持し、エンジンパワーで吊りながらアプローチ。
フレアも良く効いて、エリア中央に無事LDすることが出来た。
車に帰ってユニットを下ろしている時、寝太さんが勝手にLD体制に入っているのを発見する。
大急ぎでカメラを出そうとしたが、間に合わず、そのまま着陸されてしまった。
普段から、貴重な動画ネタなので協力するようにと言ってるのに・・。
しかし、撮影出来なかったときに限ってナイスなLDをしてしまう可哀想な寝太さんであった。
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