ピストンに穴が開いてしまったポリーニ130を復活させた。
穴が開いた時の動画。
穴が開いたのは、動画の1:10あたり
とりあえずGoogleGeminiに教えを乞うと
ピストンのかけらは一片たりとものこしてはダメなのでクランクケースを割って掃除しないと結局高いものにつく。
と大変めんどうなことを教えてくださる。
自慢じゃないが私には腰下分解する技術は全く無いし、修理してくれそうな人もいない。
そこで、何が何でも腰上分解だけで済ませるつもりで you Tubeで情報収集した。
すると、エンジンも降ろさずいいかげんな掃除で済ましている動画もあり、これなら何とかなりそうと希望が出てきた。
もっとも参考にした動画はすべてバイクなので、もしエンジン止まっても道端に止めて「あ~あ」で済むが、パラだとそうはいかないんだよなぁ。
でも、腰下分解は絶対無理だ。
幸い、私の場合被害は小さく、ピストンリングも無傷でシリンダーにも傷は無かったし、クランク内やリードバルブ周辺に見えるようなアルミ片は見当たらなかった。
私のエンジンは軽傷だ。
クランクケース内部をとことん洗いまくる作戦で大丈夫だろう・・と無理やり自分を納得させ作業開始。
洗うのは灯油が安価で良いみたいだが、ハイオクガソリンにも洗浄作用があるようなので、灯油で洗って、仕上げ洗浄に、パラ用燃料(ハイオク+モチュール8002T1.5%混合)という組み合わせでいくことに決定した。
洗う時にはエンジンを逆さまにしなければならないのでエンジンを下す。
バラしていく。
少々面倒だったがヘッドとシリンダーを外すところまで順調にきた。
しかし、ピストンピンが抜けない。
ピストンはスムーズに動くので少し叩けば抜けそうだが、コンロッドに負担をかけたくない。
そこで、ピストンピンプーラーなるもので抜きたいのだが、そんなものは持ってない。
アマゾンで買っても千円程度で買えるのだが、配達を待つ時間がもったいない
ということで、適当なボルトナット、金属片を組み合わせた間に合わせのプーラーもどきを作り抜いた。

ピストンをはずし、コンロッドを上下に動かしてもガタは無さそうなので一安心。
ピストンを外したらひたすら灯油でクランクケース内部を洗う。
ひたすら洗う。
オイラー(油さし)でいろんな場所に圧をかけ灯油を注入し、クランクケースが灯油で満タンになればひっくり返して灯油を捨てる。これを繰り返す。
数回に1度、洗った後の灯油を容器に移し、光を当てて金属片を確認する。
大きなアルミ片は落ちて無かったようだが、光の加減でキラキラ光る微小なアルミ片がなかなか取り切れない。
(必死でやってたので画像は一切撮れていない。)
40~50回くらい灯油で洗い、やっとこさ微小アルミ片のキラキラが見えなくなったので、仕上げに混合燃料で3回ほど洗った。
あとは組むだけだ。
しかし、スペアのピストンなんて持ってるはずも無いので、前に使ってたエンジンのものを再利用する。旧エンジンのピストンは腰上OHして60時間ほど使ったものだが、まだ使えるだろう。

新品を買うと、ピストン、シリンダーのセットだと75000円($470)
ピストンだけでも25000円($159)もする OMG
ニードルベアリングが3300円($21)
おそらくそれに送料もかかるだろうし、入荷にはかなりの日数もかかるかも・・
国産バイクのピストンシリンダーの社外品だとアマゾンでも1万円以下で買えるのになぁ。高すぎだろポリーニさん。
旧エンジンのシリンダーは250時間以上使っている。
ピストンに穴が開いたシリンダーはまだ25時間くらいしか使ってないし、今回の穴あき事故でも傷がつかず綺麗だったのでピストンが合えば使ったのだが、旧エンジンのシリンダー、ピストンは(B) 今まで使ってたのは(A)なので径が微妙に違うので使えないらしい。
しかし、試しに(A)シリンダーに(B)ピストンを入れてみたが、普通に使えそう。
調べてみたら、AにB又はBにAでもおそらく使えるだろうが、やはりそれなりのリスクもあるということで、ここは素直に(B)同士の組み合わせでいくことにした。


安物の中華デジタルノギスで測ってみた。
撮影用に測定したら、やらせじゃなく本当に同じ径になった。
そこで10回ほど測って平均してみると、やはり3/100mmくらい(B)の径が大きいという結果に・・
AとBの違いは1/100mm程度らしい。
この違いは安物のノギスでは正確に測定できないようだ。測り方でも大きく違ってきそうだし・・
とりあえず無事に組みあがり、15分ほどの試運転も出来た。
なんでピストンに穴が開いてしまったのか、原因を探ってみる。
キャブをばらしてみると


けっこう汚れている。
メインジェット、ノーマルは110番なのだが、これはかなり濃いセッティングになっている。
メーカーは安全側でそうしているのだろう。
濃すぎるので、座面温度を管理していれば大丈夫だろうと、すこしづつ落としていって、結局102番まで落として使っていたのだ。
それ以降、問題なく飛べていたので、混合気に関しては全く心配してなかった。
1年くらい前に座面温度計がご臨終になった後もそのまま飛んでいた。
これが完全に油断だったようだ。
今回、ゴミがメインジェットにつまって混合気が薄くなりピストンに穴があいてしまった。 のではないかと思っている。
キャブもたまには開けて掃除せんとあかんな。
修理後のメインジェットについては迷ったが、標準では絶対濃すぎるので、とりあえず108番と少し薄めにして様子をみることにした。
ニードル位置は薄めの4/5にしてたのを標準位置に戻した。
座面温度計も料理用温度計で作り直して装着した。
あとは飛ぶだけだ。






























