徳島PT吉野川の記録by副長

PT吉野川は、モーターパラグライダーで楽しく空を飛ぶ為に結成されたクラブです。興味のある方はぜひ見学にいらして下さい。 徳島県吉野川市の河川敷で飛んでます。

フライト記録 山越え失敗 R3.10.30

草刈り後の綺麗なエリアで飛ぼうと、エリアへ向かう。

7時ちょうどくらいに到着した

当然、寝太さんは先に来ている。

予報では1〜2m/sくらいの風速だったが、エリアはもう少し強めの風が吹いている。

 

TO

今日も寝太さんからTO。

いつもの場所にキャノピーを広げているが、南西の風に合わせ、いつもより南向きに広げている。

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今日も寝太さんから飛びます

今日も安定のTOかと思われたが、立ち上げ直後にさらに南に向いてしまい、ほぼ真南に向いて走ることになってしまった寝太さん。

エリア南には大きな木があるので、このままだと木に激突してしまう。

これはやらかしてしまうのか?否が応でも期待が高まる。

が、さすがに、そこまでのサービス精神は無いようで、上がったら即、右旋回して木を避けて飛んで行ってしまった。

 

私も続いてTO。

寝太さんみたいに木に向かって上がるのは嫌だなぁと思っていたが、私の場合は右に曲がってしまい、ほぼ真西を向いてのTOとなってしまった。

これまでのTOの傾向としては、寝太さんは左に曲がり、私は右に曲がってしまうことが多いようだ。

反転トルクを考えたら左に曲がるのが普通のはずだから、寝太さんが普通なのかな?

山越え

地上は強めの風だが、上がれば風は弱まるようなので、山越えして海まで飛ぶことにした。

高度を上げながら東に向かおうとしていると、寝太さんが北の方を向いて飛んで行ってしまった。

寝太さんは鵜の田尾峠を越えるつもりのようだ。

私はてっきり大坂峠あたりを越えるものだと思っていたのだが・・・

 

鵜の田尾だと、エリアからの距離は近いのだが、山越えの距離が長くなってしまうので、かなり高度をとって行かないと不安だ。

1500mは上げておきたいなと思いながら高度を上げていく。

寝太さんはとは、キャノピーの違いと、体重差でどんどん高度差が開いていく。

すでに寝太さんは800mを越えているようだが、私はまだ600mあたりだ。

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鵜の田尾峠

山越えするには、全然高度が足りないので、土成IC上空で旋回しながら高度を上げていく。

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土成IC

しばらく旋回していると寝太さんから、「高度を上げるとだんだん南風が強くなる」と無線が入る。

フォローでの鵜の田尾越えはきつい。海まで行ったら帰ってこれない恐れがある。ということで、小心者の二人は即中止を決定した。

東へ

さぁどうしようか?

とりあえずこのまま東に向かおう。ということになり、進路を東に向ける。

私は高度を維持したまま山際を東に向いて飛んでいたのだが、寝太さんは寒さに負けたのか高度を下げているようだ。

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寝太さんは低めの高度で東に

東に向いて安定した気流の中、高度600m〜700mあたりで飛び続ける。

すると知らない間?にまたまた板東上空に来てしまった。

しかし、今日は高度が高いので、いつもとは景色が違う。

左前方には小豆島が、右には大鳴門橋と淡路島が見える。

そして、目の前には大麻山と瀬戸内海が・・・

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大麻山

これは大麻山を越えるしかないな。

きれいな景色を眺めながら大麻山山頂に近づいていく。

高度は約700m。

もうすぐ山頂だ、登山者の姿は見えないかな?などと思って飛んでいたら、突然グラグラと大揺れ状態になった。

ただでさえ揺れに弱いのに、山の上でこの揺れはきつい。

これは山越えなんてとても無理だ、と迷うことなく即Uターン。

後からついてきていた寝太さんに「山頂付近は揺れるよ~」と無線を入れると、寝太さんもすかさずUターン。

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揺れたら逃げます

こうして、負け犬二人は帰路につくのであった。

帰路

高度があるので不時着場所には困らない。

そのまま南進して藍住町の市街地上空を通過。

第十堰あたりで吉野川に到着した。

 

第十堰のラジコン飛行場はまだ無人のようだ。

高度500mあたりでは東の風なので、フォローの風に乗って、エリアまで一直線に帰っていく。

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途中の潜水橋エリアを偵察するも、ここもまだ誰も来ていないようだ。

まだ8時半頃なので無理もない。我々が早すぎるのだ。

LD

先に降りて寝太さんのLDを撮影するため、急いでエリアに向かう。

最近の寝太さんは、膝付ランディングを封印してしまっていて面白くないのだが、「きれいに降りた時に限って撮れてないなぁ」とお叱りをいただいたので、寝太さんのナイスLDを撮るつもりだ。

 

エリアが近くなり、高度を落としていくにつれ西風が強くなり、速度が落ちてくる。

エリアは南西の風。TOの時と、風向、風速ともほぼ同じくらいだ。

風が強めだと、エリア端の高く伸びた木の影響で、気流が乱れることがある。

注意しながら慎重にブレーク操作をして無事LD。

LDするとキャノピーを片付ける暇もなく、大急ぎでカメラを構える。

寝太さんは左右に振って高度を調整している。

そして「これがソフトランディングの見本だ!」と言わんばかりの素晴らしいLDを披露してくれた。

よーし、寝太さんのナイスLDを撮ったぞー。と喜ぼうとしたとたん

最後の最後に膝をついてしまう残念な寝太さんであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※PT吉野川は、徳島県モーターパラグライダー愛好者のクラブです。

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