リベンジドイツ館 (R3.3.8追記)
今日は木曜日なのだが、私の仕事が休みなので、寝太さんに無理を言ってフライトを付き合ってもらった。
久々にドイツ館まで飛びたいのだが、上空の風はかなり強めの予報なので、予報がはずれることを願ってエリアに向かう。
エリア着
寝太さんには、8時半に行くと連絡してあったのだが、早めに行ってチェイスカム2号機の調整をしようと思い、少し早めに出発した。
しかし、8時10分頃堤防に到着し、エリアを見ると早くも吹き流しが立っている。
あかん、寝太さんが来てる、早い。早すぎる。
ということで、今日も予定が狂ってしまい、またまたぶっつけでチェイスカム2号機を付けて飛ぶことになってしまった。
暖かいので、電熱手袋は持たずに飛ぶことにする。
TO
今日は西南西〜南西の風だ。
エリア中央部には、先日の雨で水たまりが数か所できているので、北東の端に西南西に向け、2つ並べてキャノピーを広げる。
まずは寝太さんからTO。水たまりに入ることも無く、余裕で大空へ上がっていった。
そして、いつもどおり、高度を上げて風を確認してくれる。
上空の様子を聞いてみると、地上は相変わらず西寄りの風だが、100mも上がると東の風になっているようだ。
東の風はたいして強くなさそうなので、これはリベンジドイツ館のチャンス到来だ。
急いでチェイスカム2号機を(適当に)セットする。
エリア中央部の水たまりが気になるが、まっすぐ走れれば大丈夫だ。
今日もフロントでダッシュ一発。水たまりに突入することもなく無事大空へ舞上がることができた。
今日は上がってすぐUターンして、すでに東に向かって飛んでいる寝太さんを追いながらアクセルラインを繋ぐ。
ドイツ館に向かって
東に向かって吉野川上空を飛び続ける。
やはり上空は東の風だ。高度200mで東向きに約30kmちょっとの速度になってしまう。
しかし、予報がいい方向に外れたようで、上空の風はあまり強くない。
先行していた寝太さんと第十堰あたりで合流。
鬼門の第十堰もほとんど揺れずに通過した。
第十堰を過ぎても安定している。これは久しぶりにドイツ館まで行けそうな予感。
ドイツ館着
記録を見てみると、ドイツ館に行ったのは9月29日が最後だ。
昨年の10月に1度、高度800mくらいで上空を通過したことはあるが、100m程度の低空で飛ぶのは5か月ぶりとなる。
よく来てた頃は、朝夕で一日に2回来たこともあるくらいなので、これほど間が空くのは初めてだろう。
久しぶりの空から見る、ドイツ館、板東の鐘、大麻比古神社、板東の町並み。満足・満足。
何度も「ドイツ館まで飛んでいくぞ」作戦を失敗してたので、リベンジ出来て感激だ。寝太さん付き合ってくれてありがとう。(感激しすぎて?撮影を忘れてしまった。)
ドイツ館を十分堪能したので、グランドゴルフを楽しむ方々に手を振って挨拶してから帰路につく。
帰路
本日の任務は完了したので、あとは帰るだけだ。
吉野川に向かって レッツ━━━━━━o(・∀・)○━━━━━━ゴー!!
しかし、南風が強い (;^_^A
あれ、いつの間に強くなった??
エリアに向かって、南西方向に向いて飛んでいるので、GPSの表示は20km/h少々出ているのだが、南方向にはほとんど進んでおらず、ほぼ真西に進んでいるようだ。
吉野川が遠い遠い。なかなか近づけない。
野焼きの煙を見ると、低空の風は弱そうなのだが、このあたりの田んぼは今の時期、ほとんどが人参のビニールハウスを張っている為、不時着場として利用出来ないので、ある程度の高度を保って飛ぶしかないのだ。
寝太さんは、まず吉野川に出る作戦のようで、真南に向いて飛んでいる。
私は南西に飛んだため、寝太さんとはかなり距離が離れてしまったが、寝太さんの悪戦苦闘している様子が伺える。
それでも我慢して飛び続け、なんとか二人とも吉野川に到着することが出来た。
吉野川まで到着すればとりあえず一安心だ。
エンジン停止
高瀬の潜水橋あたりで吉野川上空に戻り、西に飛んで西条大橋を越える。
先に着陸して寝太さんのLDを撮影しようと、アイドリングで高度を落としながらエリアに向かっていると突然エンジンストップ。
チェイスカムのスイッチを押そうとしていた時だったのだが、誤ってストップボタンを押してしまったかどうかは不明だ。
高度処理をしていたので、高度は100mくらいしかない。
とりあえずこのまままっすぐ飛んでも緊急着陸が出来ることを確認してから、エンジン再始動に挑戦してみる。
こんな時に限ってリコイルをなかなか掴めない。
私のエンジンは、温まっている時はスロットルを開けないと始動しないので、右手でスロットルを握ったまま両手でリコイルを引くが、始動しない。スロットルを持ったままだと引きにくい。2回、3回と引くがかかりそうもない。
どんどんと地面が迫ってくる。
始動は諦めて、緊急LDに備える。
ロームの録画スイッチON(にする余裕はあった。)
ブレークを握りなおして。足を出して・・
あれ、やけに速いぞ。
やばい。TOの時は西風だったので、西風と思っていたが、1時間で風が変わったな。(-_-;) フォローだ。
足元を石ころだけの地面が流れる。
この速度でのLDは絶対無理だ。
速いはずだ、あとでログを確認すると50kmオーバーだった。
老化が進んだ足腰では耐えられないわなぁ。
しかし、最後まであきらめず、ブレーク操作をして、かなわぬ抵抗としりつつ、全力で足を運んでみるが、立ったままでのLDはとうてい無理で、予想通り、土下座でのLDとなってしまった。
フォローで石ころだらけの場所へのLDだったが、幸いなことに人、物とも無傷だった。
右岸側に降りれば、柔らかい安全な田んぼにの中にLDすることが出来て、最悪、エリアまで歩いて帰ることも出来たのだが、エンジン始動を優先したので、左岸側に降りることになってしまった。
エリアに飛んで帰るぞ
エンジンストップの原因が分からないが、とりあえずエンジンを始動してみると、何事も無かったように一発でかかるではないか。
寝太さんからは迎えに行こうか?と無線をもらったが、ここからエリアまで、直線距離だと500mも無い位だが、車で迎えに来てもらうとなると、橋を渡って大きく迂回しなければならないので、自力で飛んで帰ることにする。
上がれなかったら、その時は迎えに来てもらおう。
風向きがよくわからないので、クロスで上げて修正しながら飛んでみようと挑戦するも、キャノピーが上がってこず失敗。足元が緩く、うまく後ろに下がれないのだ。
風に強弱があり、風向も微妙に変わっているようだ。
やはりここ一番はフロントTOしかないと、クロスは諦めフロントに変更する。
寝太さんに無線でエリアの風向きを聞くと、今は南東の風だということなので、南東に向けてキャノピーを広げ直す。
風向がはっきりしないのは不安だが、思い切って立ち上げる。うまく上がったようですかさずエンジン全開。地盤が緩いので走りにくいが、風向きは合っていたようで、まっすぐ走って上がることが出来た。
上がってしまえばこっちのもの。エリアまではほんの2〜3分の飛行時間だ。
あっという間にエリア着。エリアは東の風で少し北が混ざってる感じになっている。
エリア南から回り込んでUターン。水たまりに突入しないよう慎重にLD。
最後は納得のいくLDで締めることができた。
寝太さん、お騒がせしました。そしてお待たせしました。m(__)m
エリア整備
フライト後、除草剤を、吹き流し周辺と、進入路に散布した。
これだけでの量で、進入路と吹き流し周辺は厳しかったようで、かなり散布ムラがあるかも?
※PT吉野川は、徳島県のモーターパラグライダー愛好者のクラブです。
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