一人フライト
今日はハッシーの初飛びの予定だったが、雨の予報に心が折れて延期になってしまった。
寝太さんも「雨に濡れるのはいや。もう一度寝る。」などと甘えたことを言って来ない。
いろんな予報を総合的に判断し、午前中は降らないと信じ込み、一人で飛ぶことにする。
今日の感じはド安定に違いない。
いつもより少し早く、7時かなり前にエリア着。しかし完全に無風状態。
いけるかなぁ。ちょっと不安。
どの向きにキャノピーを広げても飛べそうだが、いつもの習慣で西向きに広げてしまう。
あまり長時間飛ぶつもりは無いので、燃料は6L弱。いつもどおり暖機運転はほどほどにしてTOにかかる。
ユニットを背負ってライザーを装着し、エンジンをかけたとたんエンジンストップ。何度かリコイルを引くがエンジンが始動しない。
先日マニホールド交換したときに、一部燃料ホースも交換したので、間違えて繋いだと思ってユニットを下ろして確認すると、チョークを戻していませんでした。orz
カブってしまっていて再始動しないので、プラグ交換してエンジン始動。
上空用の厚着とはいえ、たったこれだけの作業で汗だくになってしまった。暖かくなったなぁ。
TO
完全無風なので、前かぶりの心配も無く思い切り立ち上げる。うまく上がったのだが走っても走ってもなかなか浮かず、三段跳びみたいに地面をけってようやく浮き上がった。
上がって確認すると、前回着陸の時、フレアの効きが悪いのでトリムを半分伸ばしたのを忘れてそのままにしていました。それにしても浮かなかったなぁ。スラストなのに。走力が落ちたのかなぁ。
今日は一人なのでエリア周辺をおとなしく飛んでいようかとも思ったけど、不時着したら寝太さんをたたき起こして迎えにきてもらうことにして、いつものところに向かう。
予想通り上空はド安定でまったく揺れず、関所である第十堰のあたりも揺れない。
あっという間に目的地着。これで本日の任務完了。
こんなに安定してるなら、海に出て鵜の田尾回ったろか、と思ったのだが、それには燃料が不安。もっと入れときゃよかった。
仕方ないので帰路につく。上空でラインを確認したら主任から連絡が入っていた。農作業を頑張っているようだ。
上空から主任の車が確認できたので、爆撃しようかと思ったが、今の時期、この周辺はコウノトリがいそうなので高度を落とすのは自粛しておく。
地上を見るとたくさんの車が走っている。主任だけでなく、皆さん今日はお仕事なんだなぁ。ご苦労様。
往路・復路とも、どの高度で飛んでもほとんど無風でほとんど揺れず、快適にエリア着。
LD
しかしエリアの吹き流しは相変わらず真下を向いている。
無風の着陸は嫌だなと思いながら着陸したら、フレアが効かず、予想通り撃沈して拝んでしまった。
でも楽しく飛べたので大満足。帰宅するとまだ9時過ぎだった。