一人でも飛ぶぞ
寝太さんから週末は飛べないと連絡があったが、週末はなかなか良さそうな風予報だ。
風予報があてにならないのは重々承知しているが、やはり良い予報だとエリアに向かってしまう。
いつもより遅めにエリア着。
やはり予報に反してまぁまぁ強めの風が吹いている。
そのうえ、強くなったり、弱くなったりと、やっかいな風だ。
しかし、こんな感じの風なんて、今までなら余裕で飛んでいたはずだ。
復帰一発目なら躊躇してしまうが、復帰してから2回飛べているので、いけるだろう。
自信満々で、ユニットを背負ってキャノピーのところまで行くと、少し風でめくれてしまっている。
今日は助手がいないので、修正作業はかなり面倒だ。
少しくらい大丈夫だろうと、そのままTOにかかる。
が・・、そんな自信過剰な病み上がりを神様が許してくれるはずもなく、あえなく失敗。
風が強いので、右膝を庇ってしまい、自然と右腕に力が入ってしまったのだろうか、 大きく左に傾いて失敗してしまった。
これはクロスで上げた方が良いかもしれない。
久しぶりにクロスで飛んでみよう。
一度車の所まで戻り、ユニットを下ろし、キャノピーを広げ直す。
そして、再度車まで戻り、ユニットを担ぎ直した。
復帰後から導入した高齢者用いすだが、どうも設計ミスのようで、低すぎて立ち上がりにくい。
そこで、軽トラの荷台においたユニットを直接担ぐ方法にしてみたのだ。
しかし、これは少し高すぎたようで、股ベルトを締めるのが少々厳しいが、担げないことは無い。
当然立ち上がるのは最初から立ってるような体勢なので楽勝だ。
しばらくこの方法でやってみようか・・・。
久しぶりのクロスなので、うまく飛べたらいいのだが、などと思っていると、風が弱くなってしまい、キャノピーが上がらなくなってしまった。
勢いよく後ろに下がれないので、風が弱いと無理だ。
また、ユニットを下ろし、広げ直しだ。
あ〜めんどくさい。助手が欲しい。
冬装備なので、これだけ動き回るとかなり暑い。
はやく飛んで涼もう。
やはり、ここは慣れたフロントでいこう。
腕に余計な力が入らないよう、十二分に意識して立ち上げる。
うまく上がったようだ。
エンジン全開で走る。
風の割に浮きが悪く、リハビリ中の足が付いていかない。
飛び乗り気味になってしまい、危なかったが無事涼しい?大空に上がることが出来た。
さて、どこに行こうか
低空は西風が強いが、高度を上げるとほぼ無風状態になる。
こうなると、とりあえず東に向かってしまう。
大麻山東側の山の撮影を頼まれていたので、大麻山に向かって飛んで行く。
久しぶりだ。
いつものように、第十堰辺りから北上して大麻山を目指す。
藍住あたりから見ると、大麻山周辺には雲が出ているようだ。
大麻山の頂上が隠れているので撮影は無理だろう。
そう思いながらも、諦めきれず近づいてみたのだが、やはり雲に隠れてしまっている。
雲の上は綺麗な青空なので、雲海飛行を楽しもうかとも思ったが、やはり一人だと心細いので、諦めて帰ることにした。
来たルートをそのまま帰るのはつまらないので、南に飛んで吉野川に出ることにした。
藍住の市街地上空を飛ぶのは少し緊張するが、吉野川までくれば一安心。
後は川に沿ってエリアまで景色を楽しみながら飛ぶだけだ。
全く揺れないので快適に飛び続ける。
西条大橋手前で、LDに備え足を動かしておこうと足を伸ばすと・・・
右足に枯草が大量に付いている。
LDの時に付いて、そのまま飛んでいたようだ。
ペラに巻き込まないよう、エンジンをスローにして枯草を処理。
もちろん下の状況には十二分に注意を払ってますよ。
そして、エリアに到着。
エリアはまだ強めの風が吹いており、LDは楽勝だ。
復帰3フライト目も、楽しく飛ぶことが出来た。
次は4フライト目だ。(当たり前)