今日は7時過ぎにエリア着。
すでに寝太さんは到着しており、キャノピーを広げ、暖機運転をしているところだった。
かなり遅れをとってしまった。
到着時は完全無風状態。吹流は真下を向いている。
寝太さん到着時も無風だったようだ。
しかし、しばらくすると、すこしづつ風が吹いてきた。
やはりTOは、少しでも風があった方が楽でいい。
今日も寝太さんは、いつもの場所からTO。
しかし、今日はいつもどおりの安定のTOとはいかず、立ち上げ直後に右に大きく傾いてしまう。そしてその反動で今度は左に傾き、右に左にと大きく振られながら、スリル満点のTOを披露してくれた。
今日の寝太さん、主任のTOを完全コピー出来てました。お見事でした!
寝太さんからの上空レポートによると、低空では少し揺れるが、高度を上げると安定しており問題ないということだ。
さぁて、今日はどこに行こうかな?
寝太さんは高度を上げ、エリア上空を大きく旋回しながら、私のTOを待ってくれているようだ。
先輩を待たせては申し訳ない。急いで準備しなくては。
まずは燃料補給。
しかし、無精して追加燃料を作ってこなかったので、手持ちを全部入れても6.5Lくらいしかない。
いつも8Lくらい入れているので、何となく心細いが仕方ない。
6.5Lあれば2時間くらいは飛べるので問題はないのだが・・。
今日は朝露が多く、結構草も伸びてきてるので、エリアを歩き回っていると足元びしょ濡れで、靴下まで濡れてしまった。
急いで準備している割には、こんなの撮ってます。
まぁ、飛んだらすぐ乾くだろう.
キャノピーの朝露対策として、寝太さんが広げていた場所に広げたら少しは濡れるのを防げるかな、と同じ場所に広げてみたが、あまり関係ないようで、キャノピーもびしょ濡れになってしまった。
これも飛んだらすぐ乾くのだが。
TO
いよいよTO。
西風微風。
少し風が弱めなので、ラインのテンションを感じる位置から2歩ほど下がり、反動をつけ、がばっと一気に立ち上げる。
8割ほど上がったところでスロットル全開。
そのまままっすぐ走り切って、無事大空へ上がることができた。
アクセルラインを付けながら西に向いて上昇を続ける。
寝太さんのレポートどおり、200mあたりまでは西の風で少し揺れたが、それを越えると東の風になり安定している。
今日の空は、ほぼ一面雲に覆われているが、雲は結構低いところにある。
これは雲と戯れるしかないだろう。
今日の行先はまだ決めてなかったが、寝太さんと相談して、まずは雲海を楽しむことにした。
しかし、雲海は油断しているとすぐ消えてしまう。
急がなければ・・
軽量の寝太さんとは上昇速度が全然違うので、寝太さんはすでに雲の上に出ているようだ。
寝太さんから「潜水橋の上あたりを飛んでいる」との連絡が入る。
ニアミスを防ぐため、私はエリア上空あたりで雲の上に出ることにする。
今日の雲は薄いようだが、その中でも雲量の少ないあたりに突入して雲上を目指す。
ホワイトアウトの時間は、なるべく短くしたい。
雲海飛行
雲上に出たあたりの雲は少し薄く、所々、地上がかすかに透けて見える。
雲海飛行で地上が見えては興ざめなので、なるべく厚そうな雲を求めて飛んで行く。
しかし、地上が見えなければ自分の位置を見失う危険性があるので、GPSを地図モードに切り替え、河川敷上空を大きくはずさないように飛ぶ。
雲の上はきれいな青空が広がっており、太陽を背にするとブロッケン現象が現れた。
またドイツ館?
雲海を十二分に堪能したが、このまま降りるのはさすがに物足りない。
ということで、久しぶりに山越えして海まで飛ぶことにした。
山越えするには高度1000mくらいは欲しいところなので、さらに高度を上げていく。
しかし、高度を上げていくと、だんだんと北東の風が強くなってきて、北向きに20km程度まで速度が落ちてしまった。もっと上げれば速度がさらに落ちるだろう。
ちょっと山越えは厳しい感じだ。
無理すれば行けるかもわからないが、今日のところは諦め、次回に期待しよう。
どうしようか?と相談した結果、また懲りもせずドイツ館に行くことになった。
何度も行っているところだが、ここ最近は、二人がすぐ揺れにビビッてしまい、到着できていないところだ。
今日こそはドイツ館まで到着したいものだ。
高度800mあたりまで上昇していたのだが、この高度では、東向きも20km少々しか出ないので高度を下げていく。
今日は吉野川上空ではなく、河川敷を離れ阿讃山脈に沿って飛んでいるため、不時着に備え、ある程度の高度は維持しておきたい。
ということで、高度400mくらいを維持して飛んでいく。
シェフ宅を過ぎ、アスタムランドを過ぎ、板野あたりに来たとき、寝太さんより「エンジンが不調なので引き返す」と無線がはいる。
不時着するほどの状態ではないようだが、大丈夫かな?
私も揺れたらすぐ引き返すつもりで、そのままドイツ館を目指す。
もう少しだ。
板野を過ぎ、高度を下げてドイツ館に近づいていく。今日はほとんど揺れない。いけそうだ。
そして高速道路を越え、ついに久しぶりのドイツ館到着。近いけど遠かった。
ドイツ館まで飛んで、何をするの?と言われても答えようがないのだが、ここに来ることが目的なので、来れればそれで満足なのだ。
目的を達成したので帰ることにする。
エリアに帰る
高度を上げながら飛んでいると、知り合いの人が自宅から手を振ってくれているのが見える。
高度を落として挨拶したいが、エンジン不調で先に帰った寝太さんも心配だし、残燃料も心配なので、キャノピーを少し振ってのご挨拶で許してもらう。
翼を振っての挨拶って、昔の戦闘機のパイロットみたいやな~(萌)。
帰りは、北東の風にのって、高速飛行で帰れそうだ。
高度約400m、南西に向いて50kmオーバーで飛び続ける。揺れもなく快適なフライトだ。
潜水橋エリアのあたりで吉野川に到着、そこで西に変針してエリアまで一気に帰ってきた。
潜水橋エリア、また広くなってない?
高度を落としていくと、200mあたりの風の変わり目で少し揺れるが、問題になるような揺れではない。
エリアは相変わらず西寄りのいい風が吹いている。LDは楽そうだ。
今日もエリア付近の川には釣り人が多いので、その上は飛ばないようにアプローチ。
ショート気味だったので、少しエンジンを使って調整する。
少しブレークが遅れ、ケツランになりかけたが無事LD。
エリア上空は青空が広がっており、雲はほとんど残って無い。
やはり雲海飛行をするなら早朝に限るようだ。
今日は、雲海とドイツ館という贅沢なフライトとなった。
寝太さんのエンジンはだんだんと調子が悪くなったそうで、ぎりぎりエリアに到着したらしい。
山越えしてたらヤバかったな。
実は、私のエンジンもイマイチなのだ。
前回飛んだ時、まだ少し濃いようだったので、ニードルを下げて飛んでみた。
だいぶマシになったが、5000回転あたりでまだコツコツと不正爆発するときがある。
まだ少し濃いような気がするが、ニードルをこれ以上下げると座面温度が上がりすぎるし・・
メインジェットを100番まで下げてみるか?悩むなぁ。
※PT吉野川は、徳島県のモーターパラグライダー愛好者のクラブです。
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