阿吽の呼吸？
エリア着
日の出も遅くなってきたので、あまり早く行かなくてもいいかな、と思い油断していると、出発が少し遅れて6時を過ぎてしまった。
今日のフライトは寝太さんと二人になる予定だ。
集合時間は決めてないのだが、今日は寝太さんもゆっくり目に行ってるだろうから、この時間に出発だと、エリアに着いたときは、ちょうど寝太さんがキャノピーを広げている頃かな？と思いながらエリアに着くと、予想通り、寝太さんがキャノピーを広げているところだった。
エリアはまあまあいい西風が吹いている。
先日の雨で、エリアの南側に数か所水たまりが出来ているようなので、偵察するため車を走らせていると、なんでもないような所が予想以上にぬかるんでいてスタックしてしまった。
４駆軽トラなので、急いで4WDに切り替えて脱出することが出来たが、２駆の車で一人だと焦るわなぁ。
皆さん気を付けて下さい。最近、我々以外でエリアを使ってる人はいないから問題ないかな？
TO
先に準備が出来た寝太さんがTO。今日も躊躇することなく、すんなりと飛んで行ってしまった。
どうしたんだろ？人が変わったようで少し不気味だ。
無線で上空の様子を聞くと、上空は安定してるようで、地上付近は西風が強めだが、300ｍほど上げるとそこそこ速度が出るようだ。
これはどこにでも（いつもの所に）飛んで行けそうな予感。ラッキー。
少し遅れて私もTO。水たまりに入ることもなく無事大空へ。
燃料は8L強。キャノピーはフォースだ。
どこに行く？ドイツ館（板東）？
西向きに高度を上げながら飛んで、まずは、キャノピーとラインの状態をチェックして、アクセルラインを繋ぐ。
寝太さんは東に飛んだようなのでUターンしてみると、寝太さんは、はるか東の方を飛んでいるではないか。
目的地の相談はしてないのだが、この方向は？？ 寝太さん分かってるなぁ。さすがいつも一緒に飛んでるだけのことはあるなぁ。と大喜びで無線を入れてみるが返事が無い。
さっき地上では交信できたのにおかしいなぁ。
と思い、無線機を確認してみると、ロックが解除されて、周波数が変わってしまったようだ。
周波数を覚えていたので、ダイヤルを回してみるも、いくら回しても周波数が変わってくれない。
どうも、違うモードに入ってしまったようなのだが、この無線機は寝太さんからの借り物で、細かい操作方法を知らないのでお手上げだ。
いちおう、無線が使えないことをラインで連絡したが、寝太さんが見ない可能性もあり、主任の豪邸付近を飛行中だったので、念のため主任に、寝太さんに無線を入れるようお願いしておいた。
が、さすが寝太さん、ちゃんとラインを見てくれて「了解」の返信がきていた。
主任からは未だに返信は無い。
今日は無線交信無しのフライトになってしまったが、何度来たかわからないくらい二人で飛んでいるコースなので、この辺りを飛ぶ限り、無線など不要だ。
ドイツ館（板東）到着
ドイツ館に高度を落としながら近づくが、今日、このあたりは北寄りの風で、阿讃山脈の影に入った為か揺れ始めた。
本来ならこのあたりで寝太さんから「ローターに気を付けて」と無線が入る頃だな、と思いながらも構わず高度を下げていく。北風がそんなに強くないので、完全に山の影に入ってしまう作戦だ。
高度300〜200ｍあたりで結構揺れたが、100ｍあたりから完全に山の影に入ったようで安定してきた。作戦成功。
寝太さんは予想通りローターを恐れ、上空で待機しているようだ。
今日は低めの高度で攻めてみた。
結構低い高度で攻めたので、通学中の小学生がざわついていたらしい。
やはり高度は低い方が楽しいなぁ。
私は、このあたりの不時着出来そうな場所は熟知してるのでご安心を。
十分堪能したので帰路につく。
帰路
今日は、主任もシェフも爆撃することなく、おとなしく帰ることにする。
今日は高度が低めなので秋の装備でも寒さは感じず飛べた。
六条大橋は通勤の車がけっこう走ってた。今日は火曜日やもんね。
吉野川に出てからは、上空の東の風に乗って一気にエリアに帰る。
LD
西条大橋あたりから高度を落としていく。
高度を下げていくと、予想以上に西風が強くなり、エンジンを吹かしながら高度調整する。
エリアは、TOした時よりも、かなり風が強くなっていたが無事LD。
今日の寝太さんは、着地した瞬間、無抵抗で膝をたたんでいたが、その後、自力で立ち上がれるまでに回復していた。よかったねぇ。
本日のフライトコース
板東から車で鴨島のエリアに来て
エリアからパラで板東まで飛んで行って
板東からパラでエリアまで帰って来て
また、エリアから車で板東まで帰る。
って、なんて無駄なことしてるんだろう。
と、時々思う。
※PT吉野川は、徳島県のモーターパラグライダー愛好者のクラブです。
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